ハイヤーの乗務員について

高級車であるハイヤーの乗務員には、どのような人が就いているのか気になります。ハイヤーを運転するので運転免許を所有しているのは当然ですが、黒塗りの大きな車を運転しますし、長時間のサービスで観光地を案内することもあるため、運転技術は相当高いです。お客さんの希望の場所に車を走らせるため、この路線は運転できないというようなことはいえません。車を走らせるのは、時間帯も昼間ばかりではありませんし、天候も雨や雪の日もあるでしょう。どのような状況でも車を運転できるのがハイヤーの乗務員です。

運転技術の高さだけでは、ハイヤーの乗務員にはなれません。そのほかにも求められるものがいくつかあり、それらをしっかり習得している人がハイヤーの乗務員となれるのです。まず求められるのは、おもてなしの精神であり、お客さまをもてなす心です。このようなサービス精神につながるものは、持って生まれた性格はもちろんですが、誰かを喜ばせたいというような気持ちのある人でないと持ち合わせていません。いわゆる、奉仕の心や控え目ながら気遣いができる人が乗務員に向いています。仕事だからというマニュアル的なサービスや配慮だけではなく、自然に手を差し伸べることができるかが試されるのです。

さらに、外国からのお客さんを空港まで出迎えるという依頼が多いため、英会話がスムーズにできなければなりません。英検であれば2級程度は必要ですし、TOEICであれば650点は欲しいところです。このことから、乗務員のなかには大学の外国語学部卒や留学経験のある人も多く、外国からのお客さんに対しても違和感のない接客ができます。

送迎以外でも、長時間の観光地への案内なども外国からのお客さんに対しては英語で行いますので、マニュアル通りの英会話程度の英語力では務まりません。また、中国語や韓国語ができる人も必要です。あらゆる国のお客さんに対応するために、乗務員は勉強し、努力を続けなければなりません。

ハイヤー会社によっては、サプライズ企画を請け負っていることもあり、依頼者と共に大切な日を作り上げることもあります。そのため、企画力があるかどうかも問われるところであり、人生最大のイベントである、プロポーズや誕生日などを一緒に作り上げていくことも。このようにお客さんの人生の大事なイベントに深く関わることができるのは、乗務員という仕事をする上での醍醐味とも言えます。やりがいがあり、人間力が試される仕事なので、表面的なものだけでは務まる仕事ではないことが分かります。